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小学生の矯正治療

小学生の矯正治療

小学生の矯正治療

当院の小児矯正では、「スムーズな永久歯への交換を誘導する」「適切な時期に最小限の治療を」の治療方針で、大切なお子さまに負担をかけない治療を行うことを大切にしています。お子さまの歯並びや骨格、成長状況を様々な方法で正確に分析・診断し、適正な歯並びを獲得できるよう、成長に合わせて、一人一人に適正な時期や方法をご提案し、治療を行っております。

小児矯正治療の特徴

適切な時期を見極める

こどもの矯正治療について、とにかく早い時期に治療を始めることを勧めるクリニックも少なくないようですが、当院ではお子様の発育状況、永久歯への交換の状況を長年培ってきた経験と知識で可能な限り正確に把握し、治療時期を見極めます。なぜならば、矯正治療には、お子様の骨格の成長に合わせた適正なタイミングがあり、早すぎる矯正治療によって、治療の期間が無駄に長くなり、歯や歯周組織に悪影響を及ぼしてしまいかえってお子様にご負担をおかけしてしまう可能性も起こりえるためです。診察によって、お子様の治療の時期が早すぎると判断した場合には、定期的な検査に移り、場合によっては半年〜1年ごとの経過観察を行って参ります。

小児矯正は経過観察が重要

小学生の治療ではスムーズな永久歯の萌出を促すことが重要です。小学生の時期で一番将来的に問題になるのは、犬歯の萌出方向の異常です。犬歯の萌出方向の異常は前歯部の歯根吸収を招き、前歯部を失ってしまうことがあります。早期に永久歯の萌出方向・位置が確認できるパノラマX線レントゲン写真を撮影し、適切な処置を施していけば永久歯の埋伏、永久歯の萌出による隣接歯の歯根吸収を防ぐことができます。

また、第二大臼歯萌出後、乳歯が残っている部位があり、レントゲンを撮影したところ永久歯が埋まっていたということもあります。埋まっている歯を引っ張り出すことは通常の何倍も治療が難しくなります。早期に気づくことで永久歯の埋伏はある程度防ぐことができます。

乳歯から永久歯の萌出状況を定期的に観察することはとても重要になるため、当院では小学生の低学年~中学年で一度パノラマX線レントゲン写真を撮影することを推奨しています。

治療内容〜子どもの矯正はいつ始めたらいいの?

I期治療(混合歯列期~乳歯と永久歯が混ざっている段階)

永久歯のスムーズな萌出を誘導し、上下のあごの成長のコントロールを行う期間です。上あごの前への成長は小学校低学年時、下あごの前への成長は小学校高学年時と成長時期に違いがあるため、治療時期を見極めて適切な治療方法でアプローチすることが非常に重要となります。

一般的に歯のでこぼこ、出っ歯の治療は上と下の前歯が4本ずつ生え変わる7、8歳頃に治療を始めることが多く、上の前歯よりも下の前歯が前に出ている受け口傾向のある方は、通常よりも早期の5、6歳頃に治療を開始する場合が多いですが、生え変わりや成長には個人差がありますので、多少前後することがあります。

成長期の段階でこのような治療を行うことで、永久歯交換後(第Ⅱ治療)の治療において

  • バランスの取れた横顔を達成しやすくなる。
  • 治療時に抜歯を行う可能性が低くなる。
  • 治療期間が格段に短くなる。

など治療自体が非常にスムーズに進みます。

主な治療法
  • 機能的顎矯正装置(着脱式)
  • 拡大装置(着脱式・固定式)
  • マルチブラケット装置(ワイヤー矯正装置による治療)
  • 顎外固定装置(着脱式) など

Ⅱ期治療(永久歯の矯正治療)

I期治療を行ったお子様は、永久歯列完成後に再診断を行いⅡ期治療に移行していきます。

主な治療法
  • マルチブラケット装置(表側のワイヤー矯正装置)による治療
  • 舌側矯正(裏側のワイヤー矯正装置)による治療
  • マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン、ASOアライナーなど※)による治療

料金

詳細は料金のページをご覧ください

治療の流れ

1

初診相談

初診の患者様には、歯並びに関するお悩みやご質問などをお伺いした上で、考えられる治療方法や治療期間の目安、費用などをご説明いたします。ご不安なことがございましたらご相談ください。

初診相談
2

検査

X線写真撮影(側面・正面頭部X線規格写真、パノラマレントゲン写真、CT等)、歯型、口腔内写真、顔面写真などの検査を行います。

検査
3

診断

検査結果をもとに、治療方針、治療期間、治療費についてご説明します。

診断
4

矯正治療開始(装置装着)

実際に矯正装置を装着します。(装着自体にかかる時間は30〜60分程度です)装置を付ける前に、むし歯の治療や歯周病の治療が必要な場合、かかりつけの歯科に依頼します。

矯正治療開始(装置装着)
5

動的治療期間(定期的に通院)

一般的にI期治療では半年~3年、1,2か月に1回ほどの通院、Ⅱ期治療では2-3年、月に1回ほどの通院となります。治療経過を観察しながら装置の調整などを行います。

動的治療期間(定期的に通院)
6

動的治療終了(矯正装置を外す)

矯正装置を外します。治療が終了した直後の歯は安定せず元に戻ろうとするため、後戻り防止装置である保定装置(リテーナー)を装着します。

動的治療終了(矯正装置を外す)
7

保定治療、経過観察

保定観察開始、咬合状態の経時変化を診察していきます。保定装置の調節およびメインテナンスクリーニング等を行います。保定装置は最低2年間使用し、通院の頻度は3〜6ヶ月ごとになります。

保定治療、経過観察