当院では代表的な以下の種類の矯正治療が可能です。患者様の主訴やご希望のご予算、期間、現在の歯並びの状況などによって、それぞれのメリットデメリットをしっかりとご説明させていただいた上で、ご希望に合う治療方法を患者様のご同意のもと決定します。
唇側矯正(表側矯正)
最も一般的なブラケットと呼ばれる装置を唇側に装着する矯正治療です。メリットとしては、期間的には早く終わることと、費用面のご負担を抑えることが可能です。ワイヤーが表側にあるため矯正装置が見えます。目立たない治療をご希望の場合にはホワイトワイヤーなどを使った見えにくい矯正装置による治療も可能です。
舌側矯正
表からは見えにくい裏側での矯正治療ですので、矯正していることが周りの人からは分からない状態で矯正治療を行うことができます。上下顎ともに裏側で治療する「フルリンガル」、上顎は裏側、下顎は表側で治療する「ハーフリンガル」があり、技術的には細かい調整が必要となることがあるため、唇側矯正よりも期間・費用がかかります。
マウスピース型矯正歯科装置(インビザラインなど※)
取り外しができる装置による矯正治療で、矯正装置が目立たないというメリットがあります。取り外しができる分、患者様ご自身の強い意思がないと治療自体が難しく、予定通りに治療が進まないケースもあります。また、適用症例が限られます。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害 救済制度の対象外となる場合があります。
部分矯正治療
前歯の軽度なでこぼこ、歯の喪失部位にインプラントやブリッジなどを行う際のスペース確保(補綴前処置)を行う場合などが適応になります。適応症例が限られますが、全体の矯正歯科治療を比べて費用・期間を抑えることができます。治療方法は症例に応じて唇側矯正、舌側矯正、マウスピース型矯正装置が選択できます。